今回の投稿は原画展のレポートと言うより、こじらせたファンの超独りよがりな内容となっております。あらかじめ誤っておきます すみません
でも言葉にしないと前に進めないので何卒ご容赦ください。
2021年5月 敬愛する三浦先生の訃報が飛び込んできた。
フォローしていたベルセルク公式Twitterアカウントからの発表だった。
あまりにも急だった。
激しく動揺した。ものすごく悲しかった。
感情をコントロールできず 考えることをやめた。事実を受け入れられなかった。
そして今年の9月 延期されていた原画展の開催を公式の発表で知るものの、当初行くつもりは無かった。だって行ったら亡くなった事を否が応でも受け止めなきゃいけないから。
行くきっかけを作ってくれたのはベルセルクファンの友人からの連絡。
しょっちゅう会うとかそう言うんでは無いけれど、大事な時には連絡をくれる。私の数少ない親友。
「行ってきたよ!是非のぶさん(私の名前)にも見て欲しいと思った」と。
背中を押して貰っても尚悩んだけど、行かずに後悔するくらいなら行こうと決めてチケットを取った。
平日の昼過ぎにも関わらず 入場待ち列が出来ていて、女性1人で来てる方も私を含め大勢いた。友達になってくれませんかと声を掛けたいのをグッと堪えた。
辛かったらすぐ帰ろうと思っていたけれど、隅々まで描かれた美しい原稿・カラー絵の数々に時間を忘れて見入ってしまった。ドキドキしながらページをめくった、何度となく読んだベルセルクの原画がそこにあった。原稿の隅にはペン入れする前に太さを確認するための線や鉛筆書きの小さな走り書きが見れた。コマの外にこんな事を書かれていたのか。泣けてきた。
辛いとき・自分を奮い立たせたい時よく読んだ。自分のライフスタイルが変わっても単行本は手放さなかった。人生の一部と言っても大袈裟ではない。
こんなことならファンレターを沢山送れば良かった。
後悔したってもう遅い。寂しい
展示の最後に三浦先生のインタビュー映像が流れていた。昨年撮ったものだろうか。先生の姿を初めて拝見したのだけれど、想像よりずっとお若く 目をキラキラさせて今後の展開にも触れていた。その姿に不調は感じられなかった。
ああ、本当に急だったのだ。
ずっとモヤモヤしてたけど、なんだかスッと落とし所を見つけられた気がした。
「なぜ」「どうして」と問うのはやめようと決めた。おそらく一番無念なのは三浦先生だろう。
会場の最後には親交のある漫画家や声優さんの色紙が飾られており、みんながお祝いしていた。
原哲夫先生の描くガッツめっちゃ格好よかった。
羽海野チカ先生のイラスト、素敵だった。
ブログを書く上で調べていたらこんな記事を見つけた
これの記事は私の気持ちそのままだ。
そして同じ気持ちでいるファンからのコメントが沢山寄せられていた。
「ベルセルクはハッピーエンドで終わる」
生前 三浦先生は関係者にそう話していたそうだ。
もしも、ラストまでのストーリーの資料が残っているなら 個人的には是非知りたいと思う。
何ならテキストだけでいい。
「○○ってまだ続いてんの?」その会話がどれほど幸せなことか痛感する。
三浦先生へ
謹んでお悔やみ申し上げます
辛いとき 先生の作品がどれほど心にあかりを灯してくれたか分かりません。
いつか自分があの世に行ったら、先生が描いた続きを読ませてください。
これからもずっとファンです。
三浦先生、ありがとう。
言葉にするのが怖かったけど、ようやく言えた。
もし同じ気持ちを抱えた方がいるなら ぜひ行ってください
心の傷はそう簡単には癒えないと思うけど、1歩進める勇気を貰える筈です。
行ってよかった